【転職体験談】私が企業主導型保育園を辞めた理由

転職

こんにちは!現役保育士のなっとです

私は、3年間で2回の転職を経験しています。

【転職体験談】保育士3年目にして転職2回。でもそれでよかった。
大学卒業後就職した園で理想と現実のギャップにやられ退職。その後の園でも色々な問題が…でも良かったと思っています。

経験した園の1つが企業主導型保育園。非常勤保育士として働いていました。

企業主導型保育園は、簡単に言えば、会社(企業)が作る保育園のことです。

1年と少しで退職という決断をしたのですが、いろいろな経験をしました。

認可保育園で働いていたら経験できなかったであろうことも…

そこで今回は、私が企業主導型保育園で働くことを辞めた理由をピックアップしてお伝えしようと思います。

今回お伝えすることは、全ての企業主導型保育園がそうであるということではありません。

1つの例としてお読みいただければと思います。

また、「辞めた理由」としてお伝えしますが、私自身は「経験できてよかった」と今は思っています。振り返ると学びの多い1年だったと思っています。それと同時に犠牲も多かった気もしますが(笑)

そもそも企業主導型保育園って何?

概要を簡単にお伝えしていきます!

企業主導型保育園とは、簡単にいうと「会社が建てる保育園」です。

内閣府が待機児童問題解消や子どもを持つ親の仕事と子育てをサポートすることを目的として始めた「企業主導型保育事業」を制度を利用し「会社」が設置しています。

2022年現在、待機児童が概ね解消される見込みとなり、設置の新規募集は見送られています。

認可園と同じように「0〜5歳児」までの児童が入園できます。

ですが、私が働いていた園に入園する子の多くが2歳児までの子どもたちでした。待機児童となっている子の多くが「0〜2歳児」であることが理由として考えられます。

3歳児になる年には幼稚園や他の認可園に転園する子も多かったです。

また、「地域枠」「企業枠」という入園枠があり定員の割合が決められていますが、企業の従業員以外に地域からの入園も可能です。ほぼ、地域枠から埋まっていきました。

私が企業主導型保育園を辞めた理由

1年と少し、非常勤保育士として働いたことで働く前にはわからなかった「企業主導型保育園」のリアルが見えました。

私が、辞めた理由は本当に色々あるのですが、企業主導型保育園という特徴が根本的な理由の一つとなっていた出来事をお伝えしようと思います。

重ねてになりますが、ここでお伝えすることは、あくまで1例です。

1つのエピソードとしてお読みいただけると幸いです。

”ほぼ”不在の園長。

企業主導型保育園は先にお伝えした通り、会社が建てる保育園です。

私が働いていた園は園長を雇っているのではなくその会社の社長が園長を兼務していました。

いろいろな会社を手掛けている社長はとても忙しく、ほとんど園に不在

何か決定するにしても最終的に判断するのは園長です。

園長の代わりを担う役職もいなかったため、保育士同士で話し合い、こうしたいという方向性が決まっても園長と連絡が取れないからと、先に進めないことがたくさんありました。

任せてくれているのなら良かったのかもしれませんが、園長にも「こうしたい」という保育方針などがあったため問題解決や保育をする上でかなり大きな壁になっていました。

運営が安定してきた園で園長が不在にするということは大きい問題にならないかもしれませんが、開園1年目の園。

マネジメントをする立場の人がいないことは職員同士の人間関係や今後起きる問題をさらに大きくしていきました。

保育方針が定まっていなかった

もちろん保育方針がなかったわけではありません。でも、どれも漠然としていたこと、具体的な方法は現場に任せる!という形だったため、これでめちゃくちゃ揉めました。

そこに園長という立場の人がいて一緒に考えていければ良かったかもしれませんが「ほぼ」いなかったのでそこのすれ違いでひたすら人間関係が悪化。

ある程度方針が定まっていれば、そこの理念にあっている職員が就職する形になるかと思いますが。

しかし、そもそも園長が保育の現場経験がないため、誰でもOKのような形で採用していました。

それも相まり、常勤の社員さん同士で揉めまくる事件が繰り返し起こり、非常勤の私は間に挟まれる日々に。

もしかしたら、組織が出来上がる上で必要だったことなのかもと今、色々考えていると思いますがその渦中にいる負担はあまりにも大きいです。笑

終わらない「保育以外」の仕事

先ほどお伝えした通り、園長はほぼいないも同然だったわけですが、さらに事務員さんも不在でした。

そのため保育士が、園児の募集から入園に関するあれこれ、助成金の手続き、備品の発注、職員の勤怠管理、などたくさんある保育以外の仕事も莫大に抱えていました

もちろん1日の保育もしなければならないし、保育関係の書類やら、立ち上げだったため環境の整備も必要です。

当然、勤務時間内に終わることもなく社員さんは残業の日々。さらにはみなし残業という制度が残業代支給の邪魔をしていました…

非常勤だった私ですが、保育経験がある職員が私ともう1人しかいなかったため、月案などの保育関係の書類も書いていました。

始めはそこから、なし崩し的に私も全ての仕事をすることが必要となり、結局社員の方と同じ仕事量をこなすこととなりました。

当たり前だと思っていた保育に、子どもに集中できることって素晴らしいことだったんだなあと働いてみて感じました。

子どもの入園と退園のサイクルが早い

これは認可外保育園全てに言えることかもしれませんが、私が働いていた地域の場合、多くは、認可保育園に入れなかった子どもたちが「地域枠」として入園してきます。

そのため、入園すると同時に認可園の順番待ちの申請もしているため、認可保育園に空きが出るとすぐに退園をする子が多かったです。

1ヶ月や2ヶ月ほどで退園する子も少なくありませんでした。

子どものことをだんだんと理解できてきたかな?と思う頃にはお別れしなければならず、とても寂しかったです。

もちろん年間を通して通っている子もいますが、認可保育園だと当たり前に感じられる「1年間担任をし、成長を見守る」ということはなかなか難しかったです。

保育を通して子どもとじっくり向き合ったり、保育を学びたいという自分にとっては辞めること考える理由の1つになりました。

保育に従事する職員の半分は無資格でもいい

認可保育園では保育に従事する職員は保育士資格を有する方ですが、企業主導型保育園では配置必要人数の半数が保育士であれば無資格の方でも働くことができます。(研修を受けることは必要)

実際に私が働いていた時にも無資格の社員さんがいらっしゃいました。

開園1年目で、園児が少ない時には1日を2人で回すこともありました。

当時私は2年目…無資格の方は一切の保育経験がない…そして園長もいない…何かあったときの対応と判断は自分がしなくてはならず毎回ドキドキしながら保育に当たっていました(子どもにも保護者にも申し訳ない)

また、保育の経験がない無資格の方に「保育を伝えていく」ことも必要になります。

もちろん保育士資格があってもすぐに保育ができるようになるわけでもないので無資格の方であれば尚更です。

1から保育の仕事内容、保育について伝えていくのはとても難しかったです。

私にできることは1日の流れをわかりやすく伝えたり、漠然とした仕事内容の目的を言語化するくらいでした…

そして伝えたことですぐに保育の実践できるわけではなく、保育はそんなに簡単なものではありません。(無資格の方は何も悪くありません)

保育の質という側面を重視すると「半数が無資格でいい」という基準はデメリットでしかないと感じました。

というか保育はそんなに甘くない。

子どもの育ちに関わる資格がこんなに中途半端ではいけないと思う。

受け入れる子どもの数を増やすためには職員の確保が必要。職員は「保育士を増やして欲しい」と園長に何度もお願いしました。

しかし、園長は現場の経験がなく、実態を理解してくれません

そんな中、常勤保育士さんがそんな職場の実態や人間関係でどんどん辞めていき、無資格の人の割合が増える一方に…

シフトで保育士資格ある人が足りないなんてことにもなりました。

働く上でも、保育の質という観点から見てもこの基準はあまりいいものには思えませんでした。

仕事をする上で大事な施設の形態

保育園には企業主導型保育園の他にも、小規模保育、認可保育園など様々な施設形態があります。

その施設の概要や形態は仕事をする上で大きく影響してきます。

そういったことを踏まえた上で、働く場所を検討することが自分にあった園を見つけるためのヒントになるかもしれないと思っています。

今回は企業主導型保育園で実際に働いていた私が辞めるきっかけになった理由をお伝えしました。

保育士さんが自分にあった園のを見つけ、自分らしく働けるようになるヒントになれたら嬉しいです。

 

 

 

 

ランキングに参加しています。少しでもいいなと思ったらポチっとお願いします!
保育士ランキング

コメント

タイトルとURLをコピーしました